Jリーグ 水戸ホーリーホック - MiCATAの活用事例

MiCATAの活用事例

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水戸ホーリーホック

主務 石井さま インタビュー

石井 佑耶さま
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水戸ホーリーホック 主務

東京スポーツ・レクリエーション専門学校在学中から水戸ホーリーホックのスタッフとしてチームをサポートし、現場の知見だけでなくチームマネジメントに関して幅広い知見を持つ。現在は主務として、遠征などに関する手配業務・他企業とのやりとりを担当している。

チームの中での役割・仕事内容は?その中で、重要なことや求められるスキルは?

組織運営のジェネラリストとして動く 組織運営のジェネラリストとして動く現在は主務として、主に遠征などの手配業務をメインに担当しています。旅行代理店とのやりとりの窓口として、長いシーズンで数多く行われる遠征のマネジメントをしています。
スタッフ業務は大きく、日々の練習をサポートする「用具担当」と、関係する企業や代理店との窓口となる「手配担当」に二分されますが、最初の2年間は用具担当としてチームをサポートし、現在の手配担当になってからは今年で4年目になります。

求められる役割としては、「組織運営のジェネラリスト」としての動き方です。プロサッカーチームは、監督やコーチ、トレーナーといった「職人」が多く集まり構成されています。職人が集い、専門的なノウハウをもとに良いサッカーを創り上げて勝利を目指す一方で、長いリーグ戦を戦い抜くには、他の企業やリーグの事務局とのやり取りを円滑に行い、「社会/リーグの構成員」としての動き方を全うする必要があります。
そのためには、現場の知見だけでなく、バスや新幹線といった公共交通機関を使用する際の細かい規則を知っておくことや、旅行代理店のような他の企業様と良好な関係を築くためのコミュニケーション能力も必要になってきます。スポーツチームを動かすためにいろいろな要素を幅広く身に着ける、ということが大事だと思いますし、自分もいろいろな経験をさせてもらいました。

主務になったきっかけは?

学生時代から水戸ホーリーホックのスタッフ 元々は高校卒業後、スポーツに関する仕事に就きたいと感じていたため、スポーツ系の専門学校でスポーツマネジメントに関する勉強に取り組んでいました。その流れで学生時代から水戸ホーリーホックのスタッフとして働き、現在に至ります。

主務という仕事の一番のやりがい・魅力は?

何もなく遠征から帰ってくること 水戸ホーリーホックやりがいを聞かれると、いつも思うことは「何もなく遠征から帰ってくること」です。大きなトラブルがなく、チームが遠征から帰ってくると心の底から安心します(笑)。そのためには、事前の準備がとても重要になりますし、常に冷静にいることを心掛けています。忙しさに囚われてしまうと、必ず何かが抜けてしまうので、冷静でいることを心掛けて抜け漏れがないように準備した結果、笑顔でチームが帰ってくる瞬間が、一番のやりがいです。

気象情報は、以前から気にされていましたか?

風の情報は特に注意して見ています もちろん、気象情報は移動手段に大きな影響を与えるので、必要不可欠な情報です。台風をはじめとして天候が崩れると、予定していた飛行機が飛ばなかったり、新幹線が遅れる可能性があります。我々にとってまず大事なことは「試合の開始までに現地に到着して準備ができていること」なので、事前の天気予報のチェックは欠かせません。

戦術・戦略的な面で言うと、風の情報は特に注意して見ています。監督やコーチといった指導陣は風の情報をよく聞いてきますね。
また、サッカーはどんな気象条件でも基本的に試合は開催されますが、雷などによる中断は時折発生します。試合開催の運営側は安全性を考慮して、熟慮した結果の判断をされると思うのですが、試合をする側としては、何分後に再開となるかによってチームの動かし方が大きく変わってきます。その時は、スタッフがいろいろな天気サイトを確認して、情報をかき集める必要があります。

移動と試合中の話を先にしましたが、日々の練習のためにも毎日チェックします。練習の後半に天候が崩れそうな場合は、その日のうちに必ず消化したいメニューを序盤に持ってくるなどして、なるべくチーム作りに悪い影響が出ないように情報を収集しています。

導入する前は、どのように天気を調べていたのでしょうか?

アプリによって違う天気予報 先程お話ししたように、様々なシーンで使用することが多く、幅広い情報を集める必要があるので、スマートフォンに複数の天気アプリをダウンロードして確認しています。特に我々のクラブハウスは、水戸市から少し離れたところに位置しているため、アプリによってそれぞれ違う天気予報となっていたり、スタッフの間でも「どっちが正しい情報なのだろう?」と議論されることが多いです。

MiCATAの導入後、どんなことが変わりましたか?一番のエピソードは?

ホームタウンとの気温差や遠征先の天気を伝える MiCATAに関しては、グラウンドのマップの上に風向・風速がわかりやすく表示されているコンテンツが最高です。
実は、MiCATAを知る前は、これを自分でパソコンで作成してチームに共有していたんです!ある日、いつものように試合の準備をしていたら、前後半で風向きが真逆になることを見つけました。そこで、グラウンドマップの上に風向きを矢印で表記し、監督に提出したところ、見事にその予報が当たって、風上でプレーできたことで勝つことができました。その時に天気予報を事前に確認しておくことの重要性を感じ、自分の力でその後も継続してました。
ただ、これがかなり時間を取られる作業で...「何か良いサービスはないかな...?」と探していた時にMiCATAの存在をたまたま知り、「これだ!」と(笑)。今までかけていた時間を削減することができ、大いに役立っています

ホームタウンとの気温差や遠征先の天気を伝えるまた、私の担当業務の側面からでは、事前にMiCATAで天気予報を確認しておくことで、スムーズに移動できるようにアレンジすることにももちろん活用しています。チームの予定を登録しておけば、遠征先の天気もすぐに確認できるため、今までより短時間で情報を確認できるようになりました。
また、監督や選手から、移動先の天気や気温を聞かれることもあります。ホームタウンとの気温差や試合当日の天気を伝えることで、各々の準備にも活用しています。

今後のチーム/個人的な目標を教えてください。

J1に昇格した先でも台風の目になれる実力を持つ 今年の目標は「J1昇格」ですが、昇格するだけでなく、昇格した先でも台風の目になれる実力を持ったチームになることを目指しています。監督をはじめ、チーム全員が明るく楽しい人間であることが水戸ホーリーホックの良い特徴だと思うので、応援に来てくださったお客様も楽しい気持ちにさせる「見ていて楽しいサッカー」をしたいと考えています。
個人としては、今年はリーグ戦がかなり短期間となるため、休みがほぼありません。4〜5試合先の準備をやりつつ、目の前の試合に向けた準備もしていかないといけないので、マネジメント側の手腕が問われるシーズンになると感じています。常に冷静でいることを心掛けながら、気合を入れて、チームに貢献したいと思います。

天気は味方にする
言い訳にしない

運営会社

株式会社ウェザーニューズ
株式会社ウェザーニューズ
スポーツ気象チーム

ウェザーニューズは2015年から、天気を味方につけ、スポーツの戦術/戦略に気象情報を活用する「スポーツ気象」に取り組んできました。

選手・チーム支援実績

2015年にラグビー日本代表チームをサポートしたことからはじまり、トライアスロン、セーリング、ホッケー、野球、サッカー、マラソン、ゴルフ、自転車、テニスなどサポートする競技、チームが広がっています。

大会運営支援実績

1983年に野球場からはじまり、プロ野球、Jリーグ、トップリーグ、熱気球、エアレース、ヨットレースなど様々な大会の運営をサポートしています。

スポーツ気象Labo

ウェザーニューズが、代表チームやプロチームと取り組んできた「最良の準備をするための気象情報の活用」「試合に勝つための気象情報の活用」や、熱中症の発生リスクを軽減させる暑熱対策の秘訣など、スポーツをする方にとって役立つ情報を公開しています。

MiCATA 大会運営支援版

ウェザーニューズは、これまで多数の国内/国際的スポーツ大会において、大会が安全に運営できるよう気象の側面からサポートを行ってきました。そのノウハウを最大限に利用することができるスポーツの大会運営に特化した気象情報サービスです。

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